本杉工機

メール TEL

TOPページ > 事業内容 > モータ整備 > 整備項目

部位 整備名 整備内容 基本
整備
追加
整備
ステータ部
(DCモータ
電機子、
界磁コイル
を含む)
コイル部 洗浄 ステータコイル内部を特殊な薬品を用いて洗浄します。絶縁抵抗が低い場合に有効です。  
構成部品 洗浄 電動機の構成部品を洗浄、清掃を行います。屋外に設置されていたり、湿度や粉塵の多い場所に設置されている場合は、液状ガスケット等で、密閉処理します。  
軸受け(ベアリング)交換 軸受けの寿命は、使用頻度により大きく変化します。高額の軸受けでオープンタイプのものは、振動測定のベアリング診断の結果により、再利用できる場合もあります。  
コイルワニス含浸
延命処置
目視検査やPI試験の結果、正極比にて絶縁物の劣化や汚損、損壊がある場合に用います。コイルのワニス枯れを再度ワニス含浸を行う事でモータの延命を行います。  
コイル真空含浸
延命処置
重要モータなどでtanδ試験やコロナ放電試験の結果、コイル内部にボイドが発生している場合に行います。又、船舶などの塩害を受けやすい環境下で使用されるモータにも行うようにお勧めしております。  
端子接続線交換
ワニス含浸延命処置
コイルから端子箱(ターミナル)へ向う口出線の交換を行い、コイルエンドの結束を強化してからワニス含浸処置を行います。経年劣化によって腐食した口出線に有効です。目視検査とPI、tanδ、コロナなどの試験結果に応じて行います。  
コイル巻替え 延命処置 抵抗測定や絶縁抵抗測定、サージ試験の結果や明らかなコイル間短絡・地絡を起こしている場合に素線を全て取り替える工事を行います。  
構成部品 軸受け箱
ブッシング加工
軸受けの外輪と軸受け箱のハメアイ寸法が適正から外れている場合に行います。軸受け箱の内径を削成した後、ブッシュを嵌め込み内径を削りだします。  
主軸 肉盛溶射加工 軸受けの内輪と主軸のハメアイ寸法が適正から外れている場合に行います。主軸の磨耗部に肉盛溶射を行った後、適正寸法に削りだしを行います。  
回転子 静バランス修正 精密な定盤の上にて回転子を転がし、バランスの修正を行います。但し、バランスウエイトが取り付けられない製品の場合は行えません。  
回転子 動バランス修正 バランスマシンにて回転子のバランス修正を行います。但し、バランスウエイトが取り付けられない製品の場合は行えません。  
主軸 軸ブレ修正 主軸の軸ブレを修正します。5/100を基準とし軸端のブレを基準内に修正します。但し、軸ブレの酷いものや経年劣化、腐食が高いと軸の交換工事となります。  
ファン バランス修正 送風ファンや冷却用のファンのバランス修正を行います。基本的には必要ないものですが、軸ブレの修正を行い、軸受けのハメアイ交差が適正であってもファンからの異音や振動が大きい時に行います。  
エンドリング 溶射加工 回転子のロータバー(銅)が折損や亀裂が発生している場合に行います。但し、アルミでコーティングされている場合は行えませんので、その時は回転子全体の交換となります。  
改造 電圧 改造工事 コイルと絶縁を220Vから440Vの電源電圧の仕様に変更します。省エネ効果が非常に高い改造工事です。  
出力 改造工事 コイル巻線の容量を増やし、出力を増やします。但し、モータのコア寸法にて、コイル占積率の容量内までしか改造できませんので御了承下さい。  
F,H種絶縁強化工事 絶縁物の強化を行います。一般的にE種(120度)B種(130度)が使用されていますが、F種(155度)H種(180度)に絶縁物とコイル素線を変更します。基本的に弊社で巻替えを行った場合はF種を使用しております。